【バレンシアCFアカデミー和歌山U-15】体験練習会報告
10月2日(日)、海南スポーツセンターで開催した「バレンシアCFアカデミー和歌山U-15」の体験練習会に20名を超える小学6年生が参加して、一期生の中学1年生と一緒に通常のチーム・トレーニングを体験してくれました。
このチームは、スペインの強豪バレンシアCF(VCF)の海外公式アカデミー・チームとして、VCFの育成方針のもとにスペイン式のトレーニング・メソッドでレベルアップに取り組んでいます。
ウォーミングアップからドリブル・ターンやリフティングなどすべてボールを使ったトレーニングです。続いて、ゴールを設定した比較的小さいスペースでの1対1+2サポートのポゼッション・トレーニング、さらに広いスペースでのやはりゴールを設定した6対6+2フリーマンのポゼッション・トレーニングと続きます。その間、5人のゴールキーパーはゴールキーパー専門コーチからトレーニングを受けます。
そして、ゴールキーパーを置いての1対1、3対2からのシュート・トレーニングを経て、8対8のゲームで仕上げです。
各トレーニングの合間には、しっかりと飲水&リフレッシュ・タイムを挟みながら、インテンシティの高いトレーニングに全力で臨む、ほとんどすべてのトレーニングで味方、相手、ゴールを設定し、攻守の切り替えが連続する、比較的少人数のメニューからだんだんと実際の試合に近い設定のメニューへと流れていく、これが私たち「バレンシアCFアカデミー和歌山U-15」のトレーニング・コンセプトです。
私たちは確信を持ってこのトレーニング・メソッドに取り組みつつも、もっとプレーヤーの持っている力を引き出していけるトレーニングはないものかと常に研究を続けています。そして、和歌山から世界へ飛び出していく夢を持ったプレーヤーが加入したいと思ってくれるチームでありたいと指導力の向上に励んでいます。
ところで、ソラティオーラには「KFCエンジェルス」という、和歌山で最初にできたクラブユース・チームもあります。ソラティオーラ和歌山は、総合型地域スポーツクラブとして、一つのクラブの中に複数のカテゴリーのチームを用意し、幅広いニーズに対応していくことでサッカーを楽しむ仲間の輪を広げていきたいと考えています。
サッカーにいろいろなスタイルはあっても“正解”はありません。それぞれのチームの活動目的やコンセプトから自分のスタイルに合ったチームを選んでサッカーを楽しむ、世界に飛び出していくことを夢見るプレーヤーも、大人になってもシニアになってもずっとソラティオーラでサッカーを楽しむ、例えばそんなさまざまなニーズに応えられるクラブであることで、もっともっと地域に根差したクラブに進化していきたい、それが「100年クラブ」を目指す私たちソラティオーラ和歌山の夢です。
【文責 バレンシアCFアカデミー和歌山 スクールマスター 奥野修造】
【 2022/10/03 更新】