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薄氷の勝利
2022/09/12 07:27
10日は北信越大学サッカーリーグ。
対戦相手は富山大学。
1部昇格を狙う両チームにとってはこの試合の勝敗が大きく左右する。
結果は我々が3-2で勝利を掴む。

序盤から、攻撃を窺う工大に対して、カウンター気味にしかける富山大の構図。
しかし、富山大も遅攻になれば入れ所を探る展開。
先制点は工大。
右サイドを攻略し、小林からのクロスを森が合わせてゴール。
追加点が欲しかったが、次の得点は富山に。
ドリブル突破を中央で許し、同点。
前半終了が近づく中、逆転ゴールを許す。
不要なボールロストからピンチを招き、失点。
後半は立ち上がり早々にアクシデント。
頭部を負傷した本に代わって沢田を投入。
同時にシステムを4-1-4-1へ変更。
相手SBにプレスがかけやすくなり、ボール奪取の回数が増える。
押し込む形が多くなった後半は比較的優位に試合を進める。
得点は左サイドからのクロスを渡邉が合わせて同点。
続いて、右サイドを崩し、カバーに出たGKも交わして最後は詰めた森が決めて逆転。
残り10分ほどから、こちらのプレー精度が落ち始め、カウンターをくらい始める。
2つ決定的なシーンを作られるが、ポストとオフサイドに助けられ何とか失点をせず。
タイムアップを迎えて、薄氷の勝利を掴んだ。

危うさは目立ちました。
でも、大きな勝点3を掴みました。
結果や成果は素直に喜びたい。
ただ、ゲーム内容は課題がかなり見受けられる。

そもそもサッカーの試合を行う上では選手はアスリートでなければならない。
90分ゲームを強度高く、その中で各種のレベルを落とさずにプレーできるフィジカルコンディションが必要。
試合中の準備姿勢として、棒立ちの選手が多すぎ。
ルーズボール、セカンドボール、競り合いのこぼれ球・・・など、余計な動作をしていたら、相手に奪われる確率が高くなるのがサッカー。
ストレスとプレッシャーに対するメンタリティ。
公式戦は相手のプレッシャーと戦うだけではありません。
見えないストレスやプレッシャーとも戦って、クリアしていかないといけない。
特に互いのゴールがかかる場面では。

練習中のシュートシーンと公式戦のシュートシーンでは違うものがある。
そこをクリアしていく準備をその時までに出来ているかどうか。
過度のプレッシャーを感じているようではその準備が出来ていない。

成立させてなんぼです。

パス、ドリブル、シュート、プレス・・・
繋げて、かわして、決めて、奪って・・・
やり切れてなんぼ。
成立させてなんぼ。
試合でできてなんぼ。
それが出来ない選手は雰囲気なだけ。

今週は火曜日と土曜日に試合あり。
昇格するうえでどちらも落とせない。
やり切れるように戦います。
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