【VCFU-15】バレンシアCFアカデミーU−15、初の公式戦―歴史的一歩を刻む
5月14日(土)、バレンシアCFアカデミーU−15が「高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2022和歌山2部Aブロック」の初戦を迎えた。
対戦相手は伏虎義務教育学校の中学生チーム。当然、2年生・3年生がチームの中心だ。
いくつかのトレーニング・マッチでチーム作りを進めてきたとは言うものの、バレンシアCFアカデミーU−15は4月に中学1年生だけでスタートしたばかりのチームだ。
初の公式戦を迎えたチームには、いよいよ始まるという高揚感と緊張感に一抹の不安も入り混じった空気が漂う中でキックオフを迎えた。
「気おくれしなければ良いが」という心配は、試合開始直後から吹き飛んでしまった。
チーム全員がボールを奪うために、体をぶつけにいき、お互いをカバーしあい、全力で戦っている。
前半の35分間を0−0のスコアレス・ドローで終えた。素晴らしい戦いぶりだ。
しかし、後半に入り学年差はいかんともし難く、0−3で試合を終えた。
チーム全員で積極的にボールを奪いにいき、ボールを奪ったら素早く全員で相手ゴールを目指すという、バレンシアCFのクラブ・アイデンティティを体現する見事な戦いぶりだった。
このことは、間違いなくチームの礎になっていくだろうと確信させてくれる素晴らしい歴史的一歩を刻んだ。
しかし、「歴史的成果」は次戦以降にお預けになった。
相手ゴールに迫った時、集中力を振り絞ってシュートを決めきることが、チーム全員にとってのチャレンジ・テーマだ。
【 2022/05/15 更新】