VCFアカデミー和歌山U-15
2023年6月17日(土)のステップリーグ2部Cブロックで、VCFアカデミー和歌山U-15はチーム史上リーグ戦初勝利を挙げた。
西和中学校・河北中学校合同チームとの対戦は、前半の早い時間にパスワークからFW石屋(2年生)が先制点を奪い快勝ペースかと思われたが、少しずつ相手のゲームプランに持ち込まれていってしまった。それでも、前半半ば過ぎMF西林(2年生)が狙いすましたミドルシュートを決め、前半を2−1で終えた。
後半に入っても、きちんとしたマークからこちらのパスワークを寸断し、奪ったボールを手間をかけずに前線にロビングボールを送り込む相手のゲームプランに引きずられる展開が続き、ついに西林が決めたのと同じようなミドルシュートを決められ2−1となった。
一つでもロビングボールの処理を誤ったら失点につながりかねない試合状況が続く中でも、なんとかパスによる展開で攻撃のリズムを取り返そうと努力を続けたが、追加点を奪えないまま試合は2−1でタイムアップを迎えた。少しほろ苦い初勝利であった。
思い通りにいかない試合展開でも勝ち点3を挙げることができたこの試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は、川崎(2年生)と木村(1年生)の二人のCBだと思う。我慢強くヘディングで競り合い、お互いにカバーしあい、奪ったボールを状況に応じて時にはクリアし、時には丁寧に味方につないだ。
一番目についた課題はボールコントロールだ。10cm単位で次のプレーにスムーズに移るためのコントロールがぶれるシーンが多かった。そのため、相手のタックルを受けたり、パスが弱くなったりズレたりしてボールを奪われることが多く見られた。強く正確なパスとイメージ通りのコントロール・スキルをもっともっと磨いていってもらいたい。
それでも勝ち点3は勝ち点3だ。選手、スタッフ、保護者の皆さん、初勝利おめでとうございます!
【報告 VCFアカデミー和歌山 スクールマスター 奥野修造】
【 2023/06/18 更新】