FC.GIUSTI世田谷オフィシャルサイト

自立した社会人としての自覚を持ち、「文武両道」、「グッド・マナー」、「フェアプレー」を励行する、次代につながるサッカー青少年の育成を目指す。

サッカー選手である前に、社会の一員としての自覚を持って、「考え」・「行動」してほしいと思っています。「良い事」・「悪い事」の判断や、礼儀、挨拶、約束事を守るといった社会生活を送る上で必要最低限の事は、中学生であっても社会生活をしていく上でとても大切な事だと考えています。これらを実践するために、FC.GIUSTI世田谷では、クラブの決まり事があります。これは、クラブの決まりなので必ず守って下さい。
●挨拶をきちんとする。
●練習・試合の行き帰りは：指定のジャージを着用する。コンビニや自動販売機等に立ち寄って「買い食い」をしない。自転車のライトを点けて、横並びにならずに通行する。
●練習・試合を欠席する際は、自分で担当コーチに電話で連絡する。等々。

サッカー選手としての成功はもちろん大切ですが、「サッカーだけが上手な選手」を育成するつもりはありません。より良い社会生活と人生を送るためにもサッカー以外の学習は大切です。高校・大学へ進学するためにも学校の勉強は大切です。FC.GIUSTI世田谷では、定期試験前の練習は試験勉強のために1週間休んでも良い事になっています。また、学期の終わりには成績表の提出をお願いしています。成績が悪い選手は、練習を停止して勉強に専念するように指導する事もあります。

サッカーは11人が1チームとして、11人の対戦相手と試合をします。しかしながら、22人ではサッカーは出来ません。審判、大会関係者、グランド整備をしてくれた人達、チーム関係者、同じクラブで試合に出ていない仲間達、選手の家族、関係する全ての人がいて「11人対11人」の試合が成立します。自分達が「サッカーをさせてもらっている」という感謝の気持ちを持ってほしいと思います。練習やゲームで関係して下さった皆さんには礼儀正しく挨拶をしましょう。また、「対戦相手」はいますが「敵」はいません。「相手」も同じサッカーを愛する仲間です。お互いが切磋琢磨して成長できる関係を作っていくためにも「対戦相手」を誹謗中傷せず「グッド・マナー」「フェアプレー」を励行してほしいと思います。これは、選手だけではなくご声援頂くご家族の方にも是非ご協力頂きたいと思います。

中学年代は、精神的にも肉体的にも「子供」から「大人」へ成長する過程にあります。このため成長速度の個人差がでる時期でもあります。FC.GIUSTI世田谷の育成理念は、選手の成長過程を充分考慮して、「次代につながる良いサッカー選手」の育成を目指します。中学生で完成してしまうサッカー選手ではなく、次代（高校・ユース・大学・実業団・プロチーム等）へ行っても通用するサッカー選手の育成が目標です。このために必要な「指導カリキュ ラム」を作成し、各選手は自分の成長過程にあった練習をしていきます。カテゴリー分けはその一つの方法で選手に一番適した練習をするためのものです。
中学生のサッカーはあくまでも通過点です。高校・ユース・大学・実業団・プロチームでのプレーと選手の活躍の場と可能性は沢山あるしサッカー人生はまだまだ続きます。一人でも多くの選手が、次のステップへ行った時に、その中で評価され、充分に実力が発揮できるよう、サッカーの「心・技・体」（サッカーに取り組む気持ちや姿勢、個人技術・個人戦術・判断力・チーム戦術、そしてサッカーをする基礎体力）の基本を身につける指導をしていきます。

公式戦は、「習得成果の発表の場」と捉えています。もちろん、試合に勝利することを目標にしていますが、「勝てば内容はどうでもいい」という考えはありません。プロチームや大人のチームであればそういった目標も大事だと思いますが、成長過程の「中学生」には「今、習得しなければいけない勝利よりも大切なもの」があると考えています。「勝つことよりも、勝つために必要な事の習得」を育成の観点から優先しています。練習で習得できたものを試合で100％出し切れるかどうかが大切だと考えています。FC.GIUSTI世田谷というチームが試合に勝っても、個々の選手の成長につながらなければ意味がありません。（但し、育成の観点から「内容よりも勝利」という試合があることも否定はしませんが、それは稀です。）

FC.GIUSTI世田谷の育成は、指導者や運営委員だけが行なうものではありません。私達は、サッカーを通しての人間形成をお手伝いできるかもしれませんが、「育成」を全て我々の手だけで行なう事は不可能です。多感な思春期の青少年育成は、ご家族の皆様のご協力なくしては実現不可能です。ご家族の皆様もクラブ指導者・運営委員と一体となって、選手の成長を支えていってほしいと考えています。
（FC.GIUSTI世田谷）