苦難を超えて意味を残す(山岡輝月)
氏名:山岡輝月(主将)
学部学科:環境情報学部 経営情報学科4年
出身高校:甲西高校
サッカー歴 :貴生川SSS→クレアーレ甲賀
14年間続けてきたサッカーを引退しました。
大学サッカーでの4年間は、たくさんの苦悩や挫折を何度も経験し、個人的にはしんどい時期がほとんどでした。
しかし、その中でもチームとして活動する難しいながらの楽しさ、仲間と勝利や得点を喜び合う一瞬の幸せ、日々自分自身の成長を感じる充実感、家族や大学関係者など様々な人からの期待を背負ってプレーできることのありがたみ、そして何よりも、キャプテンとして不器用ながらも責任感を持って部活動に励み、チームのために最後まで声を出し続け、自分にできることをやり切った達成感を感じています。
私は小3からサッカーを始めて、これまで思うような結果が残せず、悔しい経験を多くしてきました。このままでは終われないと思い福井工業大学に進学しましたが、私が入部した当初は体育会サッカー部とは思えない締まりのない雰囲気でした。思い通りプレーができない状況で自分の良さを出すことができず1年が過ぎていきました。
2年次は、監督が解任され、選手主体で練習や試合をする環境になり、チーム内での価値観や方向性もバラバラで、一体感のない苦しいシーズンでした。
3年次には、原監督の就任で、練習や私生活から新たな環境へがらりと変わり、チーム全体で目標である北信越リーグ1部昇格に向けて本気で取り組むようになりました。常にチーム全体に目を向けて引っ張るキャプテン、熱いプレーと良い雰囲気作りで支える2人の副キャプテンの姿に刺激を受け、「この人たちのために勝ちたい」と本気で思えるようになり、最終的には念願の1部昇格を果たしました。
そして4年生になり、キャプテンとして過ごした最後のシーズンは、これまでの人生22年間で1番大変で難しい1年間でした。毎日公務員試験の勉強に力を入れ、アルバイトで部費や生活費を稼ぎ、週6回の部活動をするだけでも心身ともに限界を感じる中で、結果が出ず多くの問題を抱えるチームをまとめる難しさに直面し、私自身のプレーも調子を落とすようになっていきました。声やプレーでチームを引っ張るだけではキャプテンとしてなんの価値もないことを痛感し、自分の性格や意思を偽ってでもチームの中心として言動で示すことを心がけました。
また、キャプテンをする上で、「温情と厳正」の使い分けを意識しました。何事にも厳しくするだけでは不満や不信感が生まれ、優しくなんでも許すとチームとして成り立たなくなります。その塩梅が人の上に立つ中でいかに大切かを学びました。最終的に結果は残せませんでしたが、リーグ最終節でのみんなの頑張る姿や、引退試合での一体感を見て、次に繋がる良いものをチームに残せたのではないかと思います。私が大切にしてきたチームがひとつになること、人のために戦う意思、何気ない日々のありがたみなどを忘れず、後輩たちにも受け継いでほしいと思います。
最後になりますが、いつも支えてくださった家族、常に熱心な指導をしていただいたスタッフ、最後までついてきてくれたチームメイト、いつもそばにいてくれた友達など、私に関わった全ての人のおかげでたくさん成長し、サッカーを終えることができました。ありがとうございました。
2025/10/29 11:55